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山梨 珈琲雨待ち 企画展


山梨甲府市にあります「珈琲 雨待ち」さんでの企画展に参加させていただきます。
以下、僕のことを素敵に紹介してくださいました文章になります。


「ちひさき手から 生まるる ものもの」

なぜ、と考えても理由が見つからないことがある。
なぜ、と考えても仕方のないことも、ある。
手間とは、手仕事とは。
ひとの手から生み出される、うつくしきものもの。
理由は、その過程に、そしてその作品のなかに
在るのかもしれない。

是枝錬太郎
植物造形作家 / 東京
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記憶にある風景、
耳に聴こえる音たち、
そのときの心を紡ぐように制作しています。
僕は4時30分から制作するような
スタイルをしています。
夜と朝の間から目覚めて制作するのが好きです。
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是枝さんとの出会いは、実はつい最近のことでした。
国立の「HOMEBASE」さんで月に一度の珈琲店を出店していた雨待ち。
そこに来てくださったりおマメを
ご愛顧いただいたりしていた方が、
是枝さんと一緒に甲府は緑が丘まで珈琲を飲みに来てくれたのです。

そのときに開店祝いに、とくださったのが、是枝さんのつくる可愛らしい草花の飾りでした。
気さくでやさしくて、朗らかで、でもしっかりと哀しみ慈しみも心の深いところに持っている、
そんな印象の是枝さん。

是枝さんを語るかのように、やさしく美しく、そして儚い、風のような雨の糸のような作品でした。
今朝,アスファルトの道幅いっぱいに広がる木の枝の黒く細い影を見つけた時、気づいたのです。
いつ、どんな時にでも自然は美しさを湛えているのだと。

光当たれば、影が落ち、
花が咲いて、いづれ朽ちゆく。
春の暖かさと冬の閑けさ。

相反するように常に隣り合うものを形にしたのが是枝さんの作品なのではないかと、
そんな風に思ったのでした。

是枝さんが今回届けてくださった作品たち。
儚げな草花にはワイヤーや白絲で随所に
細工が施されていて、その製作にかかる時間はどれだけのものなのだろう…
と、無粋なことを想像してしまうほど、
繊細でちひさきものばかりです。

今回の展示への声掛けが遅かったのにも関わらず快く応えていただけたことに感謝しつつ、
大切に展示させていただきます。
また是枝さんの作品に関しましては、展示終了後のお渡しという形を取らせていただきたいと思っております。
(購入していただいた方と個別でお話をさせてくださいね)
少しでも多くの方に作品を観ていただきたいという、雨待ちの我が儘です。
その点をご理解の上、ご覧いただけますように。
よろしくお願いいたします。
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『ちひさき手から 生まるる ものもの』
開催日時: 令和2年 12月8日(火)〜24日(木)
場所: 甲府市緑が丘一丁目13ー4(駐車場三台分)
時間: 午前11時〜17時(16時半入店迄)

出典作家
只木芳明(木工作家 / 埼玉)
是枝錬太郎(植物造形作家 / 東京)
spice 天野綾子(布 / 神奈川)
工房虹雀 nijisuzume (島茶+民藝 / 沖縄・西表島)
会場音楽 haruka nakamura / スティルライフ
(順不同,敬称略)
開催期日中も、雨待ちは通常通りに喫茶営業いたします。
展示会観覧のみのお客さまも歓迎いたしますが、喫茶業務と並行してのご案内となりますことをご了承ください。
発送,お取り置きについては、受付致しかねます。
    
営業日に準じ、火 水 木曜の展示となります。
13(日)も開店いたします。

すこしでも多くの方にご覧になっていただけますように。
いつもの通り、緑が丘でお待ちしています。